先生ならこの痛みをとるためにどんなことを行いますか?


もし患者さんが痛みを訴えて来院されたとき、先生ならこの痛みをとるためにどんなことを行いますか?  

現在お使いの治療テクニック、アクティベータですか?

ディバーシですか?

AKですか?

SOTですか?

オリキュロですか?

トリガーポイントですか?

DRTですか?

LASTですか?

タッチフォーヘルスですか?

タッピングセラピーですか?

頭蓋ですか?

PCRTですか?

機能神経学ですか?

内臓マニプュレーションですか? 

上記のテクニックは僕がこれまでに勉強してきた技術系のテクニックです。

そのほかにもまだ体系化されていない色々な手技をセミナーや書籍で学びました。

今でも興味があるテクニックがあります。  

なので、決して治療テクニックが必要ではないと言っているわけではありません。

そのことをふまえて読んでください。 

先月、ご紹介でわざわざ鎌倉からお越しいただいた男性のお話です。

鎌倉は、うみかぜカイロに通うにはとても不便なところで、電車に乗って歩いてまた電車という感じなのですが、奥様と二人でお越しいただきました。

 お話をお聞きすると3か月以上前からお尻から足にかけて痛みシビレがあり、「椎間板ヘルニア」の診断を受けていました。

痛みの強さもVAS10/10でかなりお辛そうでした。

本来なら1週間に2回くらいの治療が必要な状態でしたが、お話をお聞きすると仕事の関係で土曜日しか来れないと。

しかし土曜日のご予約がすべて埋まっており、3週間後のご予約になってしまうので、正直1回の施術でこの痛みをとるのは難しそうだったので、アクティベータのみの施術で早く終わらせて、患者さんが持っている「痛みの認知」を引き出してみることにしました。

 痛みの認知とは患者さんご自身がこの痛みをどのように捉えているかです。 

病院で言われたこと、ヘルニアの画像を見たこと、テレビや雑誌、家族友人の話、過去の痛みの経験などから形成されるものです。  

お話をお聞きするとかなり偏った痛みの捉え方をされていました。

それは痛みに結びつく思考です。

これらに対して、資料をお見せしながらわかりやすく近年の痛みの考え方についてお伝えしました。

 実際のところ、3週間後から週一で4回ご予約を入れて頂いたので、そこから計画を立てて治療していこうと考えていましたが、3週間経って、先日来院されたところ・・・  

けっこうスタスタ歩いてる(笑)

かなり調子がいいとのこと。鎌倉からここまで来られても痛みの強さはVAS2/10とのこと。アクティベータの効果が素晴らしいのはもちろんですが(笑)大きな改善の原動は患者さんの「痛みに対する考え」が変わったからです。

 特に慢性疼痛でお悩みの方々をケアするときにテクニックにこだわりを持たなくなったのはこういうことが頻繁に起こるようになったからです。

テクニックなんでもよかったんです。

つまりテクニックで何とか痛みをとろう、とろうとしていてもそれは痛みの側面の1つでしかなかったのです。

ほんとはテクニック以外にも痛みを改善させる方法があるのです。

 なんかこの文章ながくね?(笑) ね、痛みの話になると止まらなくなるのです。、、 

で、こんな話自分には関係ないと思う方と面白そうだねと思う方に分かれるのです。

はい、後者のかたは「痛みマニア」です。

 ぜひ東京コラボセミナーにお申し込みください。 昨日から東京セミナーの募集をしましたが既に2名の痛みマニア様からのお申し込みがありました。

 東京セミナーも複数回の開催を予定しておりますが、段階的にご理解できるようにシリーズ化しておりますので、まずは第1回目から受講されることをお勧め致します。

痛みのミカタ

ジャンルを超えて痛みの本質を追求する 「痛みの哲学セミナー」