痛いという『痛覚』 痛いという『苦悩』


本日2回目の患者さん(脊柱管狭窄症)

 4.5ヶ月続いている左下肢痛でお困りで、病院ではリリカ、サインバルタ、オパルモンを服用していたが一向に改善されず、あとは神経根ブロック注射か手術かと言われ病院以外の治療法を探してうみかぜカイロに来院されました。

 本日2回目、痛みはあるものの身体が軽くなり、家から治療院まではあまり痛みは気にならなかったとのこと。

初診時、『説明を聞いて安心した』『治るかもしれないと期待している』とのこと。 

痛いという『痛覚』

痛いという『苦悩』

 以前の僕は痛みを取ろうと躍起になってましたが、痛みについて勉強してからは、痛覚と苦悩の違いを知り、慢性痛でお悩みの方は『苦悩』が痛覚を装飾していることを学びました。

 マインドフルネスも催眠もプラシーボもこの苦悩を弱めます。

痛くても気にならない状態。痛みに固執していない状態。

脳機能分析では前帯状回(帯状皮質)の興奮がおさまり、下行性疼痛抑制系が活性化している状態。

 様々な手技テクニックで痛覚をコントロールすることも大切ではありますが、それだけではいつか壁にぶつかり更なる新しい治療テクニックを勉強することになるでしょう。

治療家としての武器として治療テクニックを増やしていくことは必要でしょう。

新しいテクニックを学ぶことは楽しいですしね。

僕ももっともっと勉強していくでしょう。

 だけどね、武器も大事だけど、相手をもっと知りましょう。

これまで学校で教わらなかったのだから、これから少しずつでも『痛み学』を一緒に学びませんか?

 相手を知ることで、自分が持っている武器の違った使い方を知ることもできるかもしれませんよ😀

痛みのミカタ

ジャンルを超えて痛みの本質を追求する 「痛みの哲学セミナー」