『中枢性の鎮痛のメカニズム』


今日の新患さん『脊柱管狭窄症』 

半年前からの症状で臀部筋の動作痛とお尻から脚にかけてのシビレ。

リリカ、サインバルタ、オパルモンを服用したが変化なし。

安静時痛なし。

睡眠正常、動作痛過敏(中枢性感作疑い)

 脊柱の神経機能異常も多かったが、メインはcognitive(認知)な側面からの下行性疼痛抑制系の機能低下による痛みの過敏化

下行性疼痛抑制系が上手く働かない背景とそのメカニズムの理解 

僕もそうだったように多くの治療家は学校では認知的側面からの痛みの見方を教わっていません。

なので痛みの評価の仕方も知らないでしょう。  

認知的側面への評価アプローチは、認知を変えるツールとして手技、テクニックを使うことはできますが、基本は対話による『患者教育』です。

 話をするだけで長年痛かった痛みも軽減することもあります。

痛みが軽減するメカニズムがあるのです。

 第3回痛みのミカタではこのような『中枢性の鎮痛のメカニズム』をお伝えする予定です。

痛みのミカタ

ジャンルを超えて痛みの本質を追求する 「痛みの哲学セミナー」