『痛みを抑える働きの機能低下』


教科書に載っている脳の名称と部位は平面なのでイメージしにくいので写真のようだとイメージしやすくていいですね。

 脳の前頭前野を説明している写真で、内側前頭前野と外側前頭前野で分かれていて、外側は腹外側(VLPFC)と背外側(DLPFC)に分かれています。

 前頭前野は内側と外側で相互抑制され、内側前頭前野は扁桃体との繋がりもあります。

 近年、慢性痛における治療ターゲットは『脳』に注目されていますが、慢性痛の原因の1つに『痛みを抑える働きの機能低下』が指摘されています。

いわゆる下行性疼痛抑制系と呼ばれるものですが、その鎮痛のメカニズムをご存知でしょうか?

脊髄後角において、どのように痛みの信号を弱めているのでしょうか?  

またなぜ慢性痛患者の下行性疼痛抑制系は上手く働かないのでしょうか?

そこには脳内のどのような鎮痛メカニズムがあるのでしょうか?  

第3回痛みのミカタセミナーでは中枢での痛みの鎮痛の仕組みについて、テレビや雑誌で書かれている表面的な話ではなく、痛みの神経生理学に基づいた鎮痛の仕組みについてお話したいと思います。お楽しみに〜😀

痛みのミカタ

ジャンルを超えて痛みの本質を追求する 「痛みの哲学セミナー」